突然ですが、高いお買い物をした時に「あれ、ちょっと今月出費が嵩んで足りないかも・・・。」という経験はありませんか?
そんな時にこそ便利に活用できるのが、クレジットカード払いでお買い物をする際の、分割払い・リボ払いという支払い方法です。
決して一括払いのみでお買い物をしなければならないわけではないのです。
一回でのお支払い方法ではない、分割払い・リボ払いという支払い方というのは、何回かに分けて支払うということ・・・。
なのはご理解いただけるとしても、「じゃあ、分割払いとリボ払いの違いって何なの?」と思いませんか?分割払いとリボ払いは似て非なるものなのです。
簡単に言うと、分割払いはそのお買い物ごとに支払い回数を指定して分けて支払っていく方法のこと。
対してリボ払いは、支払い金額や件数に関係なく一定の金額を毎月毎月支払っていくという支払い方法のことです。
では、分割払いとリボ払いの違いについて詳しく具体的にみていきましょう。
使い方のポイントやどう使うのが最も賢い使い方なのかも解説していきます。
分割払いとリボ払いの違いって?
お買い物をクレジットカードで支払う時、一回で払うことが、「一括払い」です。
対して、支払いの回数を決めて支払いをするのが、「分割払い」です。
また、支払いの金額や回数に限らず、一定の金額で毎月支払っていくのが「リボ払い」です。
では、分割払いとリボ払いの決定的な違いっていうのは何なのでしょうか?
それは、支払い期間が違います。
分割払いは自分で期間(回数)を決定していますので、その期間で支払いは終了です。
リボ払いは毎月支払い金額がクレジットカードに設定されているため、必然的に期間は長くなります。(後から変更も可能です)
それが決定的な違いです。
もちろん、分割払い・リボ払いには手数料がかかってきます。
基本的に一括払いと分割払いの2回払いまでは、手数料は無料ですが、分割払いの3回払い以上とリボ払いには手数料が当然かかります。
リボ払いの金額は、あらかじめクレジットカードに設定されている場合がほとんどです。
後から変更も可能ですし、まとめていくらか、もしくは全額返済も可能です。
それでは具体例をあげて説明していきましょう。
分割払い・リボ払いの具体例
例えばあなたが、100,000円のお買い物と10,000円のお買い物の計2回したとしましょう。
とりあえず、一括払いよりもとにかく分けて支払うようにしたいと考えました。
これを分割払いにしたとします。
ひとまず100,000円を2回払いなら、手数料はかかりません。
つまり50,000円が2回の支払いです。
これが100,000円を3回払いなら、100,000÷3に手数料計算式を合わせて、毎月金額が決定されます。
そして、4回払い以降も同じ計算です。
要するに分割払いは、10,000円の買い物は2回払いで、100,000円の買い物は5回払いで・・・などと、支払いのたびごとに支払いの回数を決定することが可能というわけです。
では、このお買い物をリボ払いでしたとしましょう。
100,000円と10,000円のお買い物が計2回で合計110,000円です。
支払うクレジットカードにあらかじめ5,000円のリボ払いの金額設定がされていたとしたら、110,000÷5,000で期間が決まりますが、ここにリボ払いの手数料が絡んできます。
リボ払いの手数料は分割払いのそれとは違って、その時の支払い残高合計に毎回手数料の計算式が加算されていくことになります。
ということは、分割払いよりも必然的に手数料は高くなってくるということはお分かりいただけるかと思います。
細かい計算式については、それぞれのカード会社によって違いがあるので(金利など)HPなどでご参照ください。
そうなんです、金利によって手数料の金額って大きく違ってくるのです。
サイト等でお支払いのシュミレーションができるカード会社も結構ありますので、一度シュミレーションをされてみることもおすすめします。
以上が分割払いとリボ払いの具体的な違いについてでした。
リボと分割払いそれぞれの賢い使い方は?
賢い使い方としては、資金繰りを考慮した上で、「多い回数で支払いたい」という場合には、分割払いの方がお得だと思います。
なぜならリボ払いは分割払いよりも金利が高いので、手数料が多くかかってくるからです。
ということはリボ払いを利用するならば、少ない金額で。
そして、まとまったお金が入ったら、即返済をするというのがリボ払いの賢い利用法といえるでしょう。
便利な機能にも思わぬ落とし穴があって、うっかりハマって抜け出せなくならないように、上手に賢く利用するなら本当の意味でこの分割払いとリボ払いは大変便利な機能・システム・サービスと言えるでしょう。
また、補足として一旦お店では「一括払い」としてクレジットカードで支払っておいて「後から分割払い」や「後からリボ払い」に変更することも可能なクレジットカードが多いです。
とりあえず一括にしておいて後から変更できるというサービスなのですが、これはとても融通が効いていてありがたいサービスだと個人的には感じています。
もちろん、ご利用は計画的に・・・がモットーですけれど。
どちらも一定の期間内に申し込むという期限が設けられています。概ね、支払い金額確定から数日は期間がありますが、カード会社やカードの種類によっても変わってくるので一度ご確認ください。
まとめ
分割払いとリボ払いの違いについて説明をしてきました。
分割払いは自分で支払いの回数を決定し、それに応じて金額が決まります。
分割払い2回までは手数料はかからず、それ以降はかかってきます。一般的に24回払いまでは可能です。
リボ払いは支払い金額にも支払い件数にもかかわらず、合計金額を毎月一定額ずつ払っていくシステム。従って、期間は自ずと決まってくるというものです。
分割払いもリボ払いも、あるといざという時、大変助かる便利な機能です。
使い方を上手にすれば、支払いの計画も立てやすくなります。
ただ、注意すべきことがあるのは手数料です。
分割払いは2回払いまでは無料です。でも、3回払いからは手数料がかかってきます。
リボ払いに至っては、毎回支払い残高全体に手数料がかかってくるシステムになっているので、支払いが終わらずに借金が膨らんでしまうという結果にもなりかねません。
分割払いよりも早く返済を済ますなら、リボ払いを優先的に行ったほうが、全体の支払額的には低くなるのです。
つまり結論を言うなら、便利になればなるほど手数料はかかるということなのです。
クレジットカード特有の支払い方法である分割払いとリボ払い、特徴や違いについてしっかりと知識として理解しておけば、いざという時迷わずに、そして画期的に活用していける・・・。
そんなクレジットカードでのお買い物を楽しんでいきましょう。